Ｑお初釜に着る着物は何をきたらよいの？
　Ａお初釜は、一年の稽古初めです。やはり吉祥文様の訪問着もしくわ付下げがよろしいかと思います。帯におめでたい柄の帯をもってきてもよろしいかと思います。未婚の方は、お振袖でもよろしいですよ。

Ｑ薄茶てどうやって飲んだらよいのでしょうか。？(表千家の作法です。)

Ａ茶碗が運び出されて、自分の正面に置かれたら、一礼をします。
自分の上座よりの畳のへり内に右手で茶碗を取り込み、前の方に「お相伴頂戴します」のあいさつをします。
右手で、今度は自分の下座よりの畳のへり内に移動し、次の方に「お先に頂戴します」のあいさつをします。
右手で、自分の正面の畳へり内に移動し、「お点前頂戴します」のあいさつをします。
茶碗を右手でとり、左手にのせ、右手を添えて持ち上げ、軽く一礼をします。
茶碗の正面を避けるために、右回りに２回まわし、お茶をいただきます。
最後は「すっ」と残りを全て吸いきる気持ちでいただき、飲みきります。
飲み口を右手で清め、指先は懐紙で清めます。
茶碗の正面に戻すため、左回しに２回まわし、畳のへり外へ右手で置きます。

Ｑお菓子とお抹茶どちらが先？

Ａよく聞かれる質問です。お菓子を頂いてからお抹茶を頂きます。お菓子を先に食べますとお抹茶の苦みも和らぎあまりお抹茶を飲まれない方でもおいしくお抹茶を頂くことができます。

Ｑお菓子とお抹茶はどっちが先?
Ａ先にお菓子をいただくとお抹茶の美味しさが引立ちます。

Ｑ．侘び茶と茶の湯と茶道の違いを教えてください。

Ａ．茶の湯と茶道は本来、同義語と考えて良いと思います。
それらはお茶を点ていただくこと全般を楽しむことを指しますが、室町時代には、上流階級の人々の社交の場として流行し、徐々に華美なも　　のになっていったようです。
それに対して侘び茶は、それらの華美なものを排し、茶碗も手捏ねの楽茶碗を使うなど、簡素な精神性を追求した茶の湯といえると思います。
現在の茶道の各千家は、この侘び茶を伝承するものといえるでしょう